やあ、いらっしゃい

やあ、こんなお店にようこそ

しかし残念だな。御覧のとおり、まだ何もない店なんだ

時間がたてば少しはにぎやかになるだろう。…とてもいい娘が入ったからね

とはいえ…手ぶらで帰ってもらうのはさすがに悪いな

…そうだ。こんなのはいかがかな？




作詞・作曲　林檎さま





少々季節外れかい？しかし、意外と秋は雨の多い季節だと思わないかね？

雨と聞くと鬱陶しいイメージがわくかもしれないが、雨の音とは不思議でね

心穏やかに聞くとやたら忙しくて騒がしい音さ

こんな楽しい曲調もなんだかいいと思わないかね？

…ジャンル？野暮なこと聞くじゃないかお客さん

これは音楽さ。それでいいと思わないかね？

少なくとも、お客さんが気に入ってくれれば、私も薦めた甲斐があったというものだ

…そうそう、横の扉は私がとてもひいきにしている方々へつながっている

もしお客さんがVOCALOIDの世界を知らないでここに来たというなら

ぜひ寄って行ってくれ。彼らの世界は人の心を魅了する何かがある







…それでは、またのご来店をお待ちしていますぞ








 お代をおいていってくださるのかね？それは嬉しい！

はじめまして そして どうしよう

はじめまして。

VOCALOIDの初音ミクです。

歌を歌えます。

おしゃべりはちょっと苦手です。

16歳です。

生まれたての16歳です。

どうやら私、買われたようです。

今まさにマスターとなる人と対面しています。

｢やあ、ミクちゃん。今日からうちのお店で働いてもらうから、よろしくね。｣

第一印象

ヒゲ。あやしい

第二印象

お店。あやしい

第三印象

お酒臭い。あやしい






…






｢末長く、よろしくね。ミクちゃん。｣

どうしよう。私、一応歌手なんですけど…。

とりあえず

食べられないようにしないといけませんね。






 …面白かった？